株式会社カブ&ピースの評判はどう？仕組み・口コミ・上場を徹底解説

2025年5月1日

株式会社カブ&ピースの評判について検索しているあなたは、前澤友作氏が手がける新しいサービス「カブアンド」について詳しく知りたいのではないでしょうか。このサービスは、日々の生活で利用する電気やガス、通信などの料金に応じて、なんと未公開株がもらえるという画期的な仕組みで、サービス開始直後から大きな話題を集めました。しかし、その斬新さゆえに「怪しい」と感じる方もいるかもしれません。

この記事では、「カブアンドとは一体どんな会社が運営しているのか？」という疑問から、その魅力的なメリット、注意すべきデメリットまでを徹底解説します。また、気になる株式上場の予定や、実際に利用した人たちの口コミもご紹介。一時停止していた新規受付も再開された今、改めてカブアンドの全貌に迫ります。

記事のポイント

カブアンドの基本的な仕組みとサービス内容
株式会社カブ&ピースという会社概要と代表者
カブアンドのメリットとデメリット
株の上場予定や未公開株のリスク

株式会社カブ&ピースの評判：サービス内容と気になる口コミ

カブアンドとは？仕組みを解説
どんな会社？前澤友作氏が代表
株がもらえる仕組みと特徴
未公開株のリスクと注意点
株式上場はいつ？将来性を考察
新規受付再開！申し込み情報

カブアンドとは？仕組みを解説

カブアンドは、日々の生活で利用するサービスに応じて、株式会社カブ&ピースの未公開株と交換できる株引換券がもらえるという、新しいコンセプトのサービスです。具体的には、電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税といったサービスを利用した金額に応じて、株引換券が付与されます。

他社のポイントサービスとの大きな違いは、もらえるものがポイントではなく「株」である点です。一般的なポイントは、その価値が変動することはありませんが、カブアンドでもらえる株は、株式会社カブ&ピースの成長次第で価値が上がる可能性があります。もちろん、事業が成長しなければ株の価値が下がる可能性も理解しておく必要があります。

利用者は、特別な証券口座を開設する必要はなく、カブアンドのサービスに申し込むだけで株主になる機会が得られます。これは、これまで株式投資に馴染みがなかった層にとっても、気軽に経済活動に参加できるきっかけになるかもしれません。サービスを利用すればするほど、会社の成長に貢献でき、それが自身の持つ株の価値向上につながる可能性があるため、利用者と企業が共に成長を目指せる仕組みと言えるでしょう。

ただし、現時点でもらえるのは未公開株であるため、上場するまでは自由に売買することはできません。上場後には、株式の売買や議決権の行使が可能になります。また、株引換券は、株と交換するだけでなく、サービス利用料金の割引券として利用することも可能です。

どんな会社？前澤友作氏が代表

株式会社カブ&ピースは、実業家の前澤友作氏が代表取締役を務める会社です。前澤友作氏は、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の創業者としても広く知られています。株式会社カブ&ピースは、2024年2月9日に設立され、本社は東京都港区赤坂に置かれています。

この会社が提供する主要なサービスが「カブアンド」であり、そのユニークな仕組みは、代表である前澤氏の発想によるものと言えるでしょう。テレビCMには、前澤氏自身がお笑いタレントの明石家さんま氏と共に出演し、サービスをPRしています。

株式会社カブ&ピースは、「国民総株主」という大きなテーマを掲げています。これは、一部の資本家に偏りがちな資本をより多くの人々に分散させ、経済格差の是正を目指すという意図があるようです。サービスを通じて、多くの人々が会社のオーナーシップを持つことで、主体的に経済活動に参加し、その利益の一部を享受できる社会の実現を目指していると考えられます。

カブアンドのサービス開始は2024年11月20日であり、開始からわずか20日間で100万人の会員を突破するなど、大きな注目を集めました。しかし、一方で、モバイル通信サービス「KABU&モバイル」において、申し込みの殺到によるSIMカードの配送遅延や回線切り替え時の不具合が発生し、ユーザーから批判の声が上がり、一時的に新規受付が停止されました。その後、2025年1月20日より全サービスの新規申し込み受付が再開されています。

株がもらえる仕組みと特徴

カブアンドの最大の特徴は、普段利用している生活インフラサービスの料金に応じて、株式会社カブ&ピースの未公開株と交換できる「株引換券」がもらえる点です。具体的には、電気、ガス、モバイル通信、光回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税といったサービスが対象となっています。これらのサービスを利用することで、利用金額に応じた株引換券が付与される仕組みです。

一般的なポイント還元サービスでは、利用金額に応じてポイントが付与され、そのポイントは一定の価値を持ちますが、カブアンドの場合は「株」が還元されます。この株は、株式会社カブ&ピースの成長によって、将来的に価値が大きく上昇する可能性がある点が魅力です。もちろん、会社の業績によっては株価が下がるリスクも存在します。

株引換券は、1枚あたり1円の価値があり、5枚で1株と交換できる見込みです。ただし、この交換レートは今後変更される可能性もあります。注目すべき点として、月額500円の「KABU&プラス会員」になると、この株引換券の付与率が通常会員の2倍になります。さらに、会員限定のアンケートに回答することで追加の株引換券がもらえたり、前澤友作氏のブログ記事にコメントできるといった特典も用意されています。

ただし、株引換券は、株と交換するだけでなく、サービスの利用料金の割引券としても利用可能です。割引券としての価値は1枚1円ですが、ふるさと納税やKABU&プラスの利用料金など、一部割引券として利用できないサービスもあるため注意が必要です。

未公開株のリスクと注意点

カブアンドのサービスを通じて受け取れるのは、現時点では「未公開株」であるという点を理解しておく必要があります。未公開株とは、株式市場に上場していない企業の株のことです。このため、上場するまでは、原則として自由に売買して現金化することはできません。株式会社カブ&ピースは2027年12月末までの上場を目指していますが、これはあくまで目標であり、経営状況や市場環境によっては実現しない可能性もあると明言されています。

未公開株であるため、一般的な株式投資で得られる配当金や株主優待、株主総会での議決権は付与されません。ただし、カブアンドの種類株式には配当金が支払われるという特徴があります。将来、株式会社カブ&ピースが上場した場合、保有している種類株式は普通株式に転換される予定です。

もっとも注意すべき点は、上場が実現しなかった場合のリスクです。上場しなければ、基本的に株式を市場で売却することはできません。しかし、カブアンドには「買取保証制度」があり、2027年12月31日までに上場できなかった場合、希望者に対して株を買い取るとしています。ただし、この買取保証の対象は「第1期募集分のカブアンド種類株式」に限られており、買取価格は、その時点での第三者算定機関による評価額、または払込金額の1.2倍のいずれか低い方となります。買取を希望する場合は、別途申し込みが必要です。

このように、カブアンドで株を受け取ることは、将来的な価値上昇の可能性を秘めている一方で、未公開株特有の流動性の低さや上場しないリスク、買取保証の条件などを十分に理解しておくことが重要です。サービスへの申し込みを検討する際には、必ず公開されている目論見書を確認し、自身のリスク許容度などを考慮することが大切です。

株式上場はいつ？将来性を考察

株式会社カブ&ピースは、2027年12月末までの株式上場を目標としています。これは、同社の代表取締役である前澤友作氏が公言しているものであり、サービス利用者にとって、保有する未公開株が換金可能になる時期の目安となります。

ただし、上場はあくまで目標であり、保証されたものではない点に留意が必要です。前澤氏自身も、経営状況や市場環境によっては上場が実現しない可能性に言及しています。株式市場の動向や株式会社カブ&ピースの事業成長など、多くの要因が上場の実現に影響を与えるため、現時点では確実な時期を断言することはできません。

しかしながら、上場は、カブアンドのサービスモデルが成功するかどうかを左右する重要な要素と言えるでしょう。上場によって、株主は株式を自由に売買できるようになり、投資としての魅力が高まります。また、企業の信頼性向上にもつながり、さらなる事業拡大の機会を生む可能性もあります。

一方で、もし上場が遅れたり、実現しなかったりした場合、株主は株式を現金化する手段が限られてしまいます。そのため、前述の買取保証制度が設けられているわけですが、買取価格は市場価格とは異なる可能性があることも考慮しておく必要があります。

今後の将来性を考察する上で重要なのは、株式会社カブ&ピースの事業成長です。提供する生活インフラサービスの利用者を増やし、収益を拡大していくことが、上場への道筋をつけ、株価の上昇につながるでしょう。また、新たなサービスの展開や、KABU&プラス会員の増加なども、成長の鍵となります。

いずれにしても、カブアンドの株主となった場合、株式会社カブ&ピースの動向を注視し、上場に関する情報をこまめにチェックしていくことが大切です。

新規受付再開！申し込み情報

株式会社カブ&ピースの「カブアンド」は、2025年1月20日正午より、全サービスの新規申し込み受付を再開しました。対象となるサービスは、電気の「KABU&でんき」、ガスの「KABU&ガス」、モバイル通信の「KABU&モバイル」、光回線の「KABU&ひかり」、ウォーターサーバーの「KABU&ウォーター」、そして「KABU&ふるさと納税」の6つです。

カブアンドは、サービス利用料金の一部を、株式会社カブ&ピースの未公開株と交換できる株引換券として還元するサービスです。2024年11月20日にサービスを開始しましたが、予想を上回る申し込み多数のため、2024年12月20日より新規申し込み受付を一時停止していました。

今回の受付再開の理由として、会員登録状況やサービス需要の動向を分析した結果、今後のプロモーションやキャンペーンの調整を行うことで、予定している株式発行数の範囲内で株式発行をコントロールできる見通しが立ったことが挙げられています。

カブアンドのサービスを利用するためには、まず会員登録が必要です。登録後、希望するサービスを選択し、契約手続きを行うことになります。サービス利用料金に応じて株引換券が付与され、貯まった株引換券は、株式会社カブ&ピースのマイページから種類株式への交換を申し込むことができます。交換レートは時期によって変動する可能性があるため、手続きの際に確認が必要です。

なお、株の受け取りには、サービスの利用と別途、株式の申し込み手続きが必要となります。申し込みにあたっては、必ず株式会社カブ&ピースのウェブサイト内にある目論見書を事前に確認し、サービス内容や未公開株のリスクなどを十分に理解した上で判断することが重要です。

新規申し込みを検討している方は、カブアンドの公式サイトにアクセスし、各サービスの詳細や申し込み方法、注意事項などを確認するようにしてください。

株式会社カブ&ピースの評判：メリット・デメリットと気になる点

カブアンドメリット：新しい体験価値
カブアンドデメリット：注意すべき点
怪しい？詐欺ではないか検証
実際の利用者の口コミを紹介
買取保証制度の詳細と注意点
今後の展開とサービスへの期待

カブアンドメリット：新しい体験価値

カブアンドの大きな魅力の一つは、単にサービスを利用するだけでなく、「株主」という形で企業活動に参加できる新しい体験価値を提供している点です。普段支払っている電気代や通信費などが、将来的に価値を生む可能性のある未公開株に変わるというのは、従来のサービスにはない斬新な仕組みと言えるでしょう。

これまでのポイントサービスでは、貯まったポイントは商品券や割引などに交換されることが一般的でしたが、その価値が大きく変動することはありませんでした。一方、カブアンドでもらえる株は、株式会社カブ&ピースの成長次第で、その価値が大きく上昇する可能性があります。これは、サービス利用者にとって、単なる消費行動が、将来への投資につながるかもしれないという期待感を生み出します。

また、株式投資に興味はあるものの、証券口座の開設や複雑な取引に抵抗を感じていた層にとって、カブアンドは手軽に株主体験ができる機会となります。特別な手続きは不要で、サービスの利用を開始するだけで、会社の成長を応援する一員となれるのです。

さらに、カブアンドは、利用者と企業の利害が一致するような仕組みを目指しています。利用者がサービスを利用すればするほど、株式会社カブ&ピースの事業が成長し、それが自身の持つ株の価値向上につながる可能性があるため、共に「会社」や「経済圏」を育てていくという感覚を味わえます。これは、まるでロールプレイングゲームのように、参加者自身が物語を進めていくような楽しさをもたらすかもしれません。

株引換券を株に交換するだけでなく、サービスの割引券としても利用できる点も、利用者にとってのメリットと言えるでしょう。将来的な株価上昇に期待しつつ、必要に応じて日々のサービス料金の割引に利用できるという選択肢があることは、サービスの柔軟性を高めます。

カブアンドデメリット：注意すべき点

カブアンドには、魅力的なメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもいくつか存在します。まず、もっとも重要な点は、現時点でもらえる株は「未公開株」であり、株式会社カブ&ピースが上場するまでは、原則として自由に売買して現金化できないことです。上場時期は未定であり、経営状況や市場環境によっては上場しない可能性もあるため、すぐに換金できるとは限りません。

また、カブアンドの各サービスの料金設定が、必ずしも他社と比較して割安ではないという点も考慮が必要です。例えば、電力サービスにおいては、現在契約している電力会社の料金プランと比較して、割高になる可能性もあります。株がもらえるというメリットに目を奪われず、サービスの基本料金や内容をしっかりと比較検討することが大切です。

さらに、電気とガスサービスは、提供エリアが全国をカバーしていません。沖縄県や一部離島が対象外であったり、都市ガスのみが対象でプロパンガスには対応していなかったりと、利用できる地域が限定されています。自身の居住地域がサービス対象エリアに含まれているか事前に確認する必要があります。

加えて、モバイル通信サービス「KABU&モバイル」においては、過去にSIMカードの配送遅延や回線切り替え時の不具合が発生しています。現在は改善されている可能性もありますが、格安SIMとしての料金プランやデータ容量が、他のMVNOと比較して必ずしも有利とは限らないという声もあります。

そして、カブアンドでもらえる株は、上場するまでは配当金や議決権が付与されない種類株式であるという点も理解しておく必要があります。配当金は支払われますが、会社の経営に直接関与したいと考える方にとっては、物足りないかもしれません。

これらのデメリットや注意点を十分に理解した上で、カブアンドのサービスが自身のライフスタイルやニーズに合っているかを慎重に判断することが重要です。株がもらえるという魅力だけでなく、サービス内容や料金、リスクなども総合的に考慮することが求められます。

怪しい？詐欺ではないか検証

カブアンドという新しいサービスモデルに対し、「怪しいのではないか」「詐欺ではないか」といった疑問を持つ人がいるのは自然なことです。特に、サービス利用だけで株がもらえるという仕組みは、従来の常識からすると非現実的に感じるかもしれません。

まず、前提として明確にしておきたいのは、現時点でカブアンドが詐欺であるという事実は確認されていません。むしろ、運営会社の株式会社カブ&ピースの代表取締役は、著名な実業家である前澤友作氏であり、テレビCMなども展開していることから、一般的に詐欺と見なされるような隠蔽性や欺瞞性は見受けられません。

もっとも、「持続可能性がないのではないか」という懸念の声があるのも事実です。サービス開始から間もないため、長期的な事業運営や収益モデルが確立されているのか、懐疑的に見ている人もいます。特に、未公開株という流動性の低いものを対価とする点や、上場の不確実性などが、そうした不安を生む要因となっているのかもしれません。

また、過去にKABU&モバイルで発生したSIMカードの配送遅延や回線切り替え時の不具合といったトラブルも、一部のユーザーに不信感を与えた可能性があります。サービスの急拡大に対して、体制が整っていなかった面があったのかもしれません。

しかしながら、株式会社カブ&ピース自身も、上場を目指す姿勢を示しており、もし上場が実現すれば、株主にとって換金という明確なメリットが生まれます。また、上場できなかった場合の買取保証制度を設けている点も、利用者のリスクを軽減しようとする意図が見られます。

重要なのは、カブアンドの仕組みを正しく理解することです。サービス利用によって得られるのは、すぐに現金化できるものではなく、将来的な価値に期待する未公開株です。この点を理解せずに、「簡単に儲かる」といった誤った認識を持つと、期待外れに終わる可能性があります。

結論として、現時点ではカブアンドを詐欺と断定する根拠はありません。しかし、未公開株であること、上場の不確実性、サービス開始初期のトラブルなどを考慮すると、慎重な姿勢でサービス内容を見極めることが重要と言えるでしょう。

実際の利用者の口コミを紹介

カブアンドに対する評判は、賛否両論あります。実際にサービスを利用した人たちの声を見ていくことで、より客観的な評価に近づけるかもしれません。

良い口コミとしては、「ほとんどリスクなく株を持てるのが良い」「新しい仕組みに参加できることに価値を感じる」「もしダメでも損失はほぼないと思う」といった意見が見られます。これは、初期投資が不要で、普段の生活費が将来的な資産形成につながる可能性があるという点に魅力を感じている人が多いことを示唆しています。また、「新しい仕組みができていく過程に参加する」という体験そのものに価値を見出している声もあります。

一方、悪い口コミとしては、「上場するかどうかわからないのが不安」「上場後の株価がどうなるか不透明」「他社のポイント還元の方が現実的かもしれない」「サービスを乗り換えるほどのメリットを感じない」といった意見があります。これは、未公開株の流動性の低さや、将来的な価値に対する不確実性を懸念する声と言えるでしょう。また、既存のサービスから乗り換えることのメリットが明確でないと感じている人もいるようです。

特に、過去にKABU&モバイルで配送遅延や回線不具合が発生した際には、X（旧Twitter）などで批判的な意見が多く見られました。「申し込みが殺到した影響で、SIMカードの配送遅延や回線切り替え時に不具合が発生した」という声や、「データ容量が少ない」「他の格安SIMと比較して料金が高い可能性がある」といった具体的な不満も挙がっています。

ただし、これらの口コミは、あくまで個人の感想であり、状況は常に変化する可能性があります。サービス内容や条件、将来性に対する評価は、人それぞれ異なることを理解しておく必要があります。

口コミを参考にする際は、良い意見と悪い意見の両方をバランス良く見ることが大切です。また、投稿された時期や状況なども考慮に入れることで、より多角的な視点からカブアンドというサービスを評価できるでしょう。

買取保証制度の詳細と注意点

カブアンドには、万が一、株式会社カブ&ピースが目標とする2027年12月31日までに株式上場できなかった場合に、株主が保有する株を買い取ってもらえる「買取保証制度」が存在します。これは、未公開株という流動性の低い資産を持つことへの不安を軽減するための措置と言えるでしょう。

この買取保証の対象となるのは、現時点では「第1期募集分のカブアンド種類株式」のみです。第2期以降の募集分の株式が買取保証の対象となるかどうかは、まだ明らかにされていません。したがって、いつサービスに申し込んだかによって、この保証の対象となるかどうかが異なる点に注意が必要です。

買取が実施される条件は、2027年12月31日までに株式会社カブ&ピースが上場できなかった場合です。この日を迎えても上場していない場合に、買取の申し込みが可能になります。

買取価格については、以下のいずれか低い方の金額が適用されます。

あなたのカブアンド種類株式の払込金額相当額 × 1.2倍（買取上限金額）
買取時点での、第三者算定機関が算出する評価額

つまり、第三者による評価額が、払い込んだ金額の1.2倍を超えている場合でも、実際に買い取られる金額は払い込み金額の1.2倍が上限となります。逆に、評価額が払い込み金額の1.2倍を下回る場合は、その評価額が買取価格となります。

買取を希望する場合、自動的に買い取られるわけではなく、別途申し込み手続きが必要となります。具体的な申し込み方法や期間については、上場できなかった場合に改めて告知されることになります。

この買取保証制度は、株主にとって一定の安心材料となりますが、いくつかの注意点があります。まず、買取価格が必ずしも市場価格を反映するとは限らないこと。また、申し込みが必要であるため、手続きを忘れると買取の機会を失う可能性があります。さらに、対象となるのが現時点では第1期募集分のみであることも念頭に置いておく必要があります。

今後の展開とサービスへの期待

カブアンドは、現状の生活インフラサービスに加え、今後も様々なサービスの展開を予定しています。実際に、代表取締役の前澤友作氏は、X（旧Twitter）上でクレジットカードサービスの準備を進めていることを明らかにしています。会員向けのアンケートでも、クレジットカードに対する要望が非常に高かったことから、近いうちに新たなサービスとして加わる可能性が高いでしょう。

このように、カブアンドは、電気、ガス、通信といった生活に不可欠なサービスを基盤としつつ、金融サービスなど、より広範な領域への進出を目指していると考えられます。これは、「国民総株主」という壮大なテーマの実現に向けた、重要なステップと言えるでしょう。

今後の展開への期待としては、まず、現在一時停止している新規受付が、安定的に継続されることが挙げられます。過去の申し込み殺到によるトラブルを教訓に、よりスムーズなサービス提供体制が構築されることが望まれます。

また、株主となったユーザーにとって、株式会社カブ&ピースの事業成長とそれに伴う株価の上昇は最大の期待です。上場という目標に向けて、具体的なロードマップや進捗状況が、より透明性を持って共有されることが望ましいでしょう。

さらに、株主コミュニティの形成や、株主限定の特典・イベントなどが充実することで、サービスへのエンゲージメントが高まり、共に会社を育てていくという感覚がより強まるかもしれません。

もちろん、サービスの質そのものの向上も重要です。既存の各サービスにおいて、料金競争力や利便性を高め、ユーザー満足度を向上させていくことが、長期的な成功の鍵となります。

カブアンドは、まだ始まったばかりの新しい試みであり、その将来には多くの可能性が秘められています。今後のサービス拡充や事業展開、そして悲願の上場に向けて、注目していく必要があるでしょう。